6. 百年を歩む窯元、盆栽鉢の新領域へ
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伝統的な文様の龍図が手描きで施された平安泉山色絵鉢。17.3×16×5.8㎝。

 

染付と赤絵鉢

一点一点手描きで制作された平安泉山絵付鉢。左から、染付、赤絵。各・17.3×16.2×5.7㎝。

 

長寿梅

実用例:平安泉山色絵龍図木瓜式鉢(長寿梅)

 

 

百年を歩む窯元、盆栽鉢の新領域へ

陶あんは2022年に創業100年を迎えました。成形や絵付けなど約20人の陶工が製造にたずさわり、京焼の窯元屈指の大店として名を馳せます。まさに伝統と革新で百年を歩む窯元、その伝統と先代の研究成果に加え、曜変天目をはじめとする多彩な釉薬に挑戦してきた4代目の革新の精神が、「平安泉山」ブランドとして盆栽鉢の新たな表現領域を生み出しています。

現在では一品ものの高級絵付鉢も制作され、京焼の伝統工芸技術を存分に駆使した染付・赤絵・色絵の手描き作品も流通を始めました。これら泉山鉢が静かに備える繊細な美は、盆樹との取り合わせも素晴らしく、多くの盆栽愛好家から支持されています。

 

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