4.七代目柳造、新たな伝統を探す旅
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スニーカー鉢
型を使うと紐の質感が出せないため、筒形の粘土から造形したという。靴底裏や内部にも釉薬がかかっており、窯の中での固定法などに苦心した。

 

GAS MASK POT
ネガティブなイメージが連想されやすいガスマスクを「パンデミック禍の過去の象徴となるように」あえてデザインベースに採用した鉢作品。

 

 

4.七代目柳造、新たな伝統を探す旅

 

現在の柳造窯は、七代を継いだ次男・鉄人氏と企画面に携わる兄・柳平氏の二人三脚で営まれています。六代から最初に教わった言葉が「仮説、実験、検証の繰り返しで作る」こと。例えば窯焚きなら、気圧や天気を感じながら、それに応じた仮説を立てて実験、検証する。胎土も釉薬もすべてが仮説・実験・検証の末の自社制作。なかなか手間のかかることですが、陶業家として生き残るため、未体験の苦心の連続で作陶が続けられます。

注目すべき近年の作品が、ここに挙げる「スニーカー鉢」と「GAS MASK POT」。いずれも底裏に鉢穴が開けられた鉢作品です。

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