寿山作高取道化釉丸鉢
商品解説
遠州七窯の一つとして知られる高取焼。歴史と伝統を受け継ぐ陶芸家「藤崎寿山」が送り出す「さりげない用の美」と遠州高取由来の「綺麗さび」の調和が見事に調和された作品。水捌けの良い胎土で作られているので培養面でも優れていおり、登り窯で焼き締めているため寒さに強い仕上がりの実用鉢です。
高取焼の特徴の一つである黄土色斑紋を表す高取道化釉で仕上げられた格調高い上品な作品。盆樹や草物をさりげなく引き立ててくれる使い勝手抜群の丸鉢です。
●高取焼(たかとりやき)
高取焼は17世紀初めに九州・福岡に歴史ある茶陶窯です。萩や唐津と同様に遠州七つ窯の一つとされ、江戸時代は黒田藩の御用窯として栄えました。寛永年間に小堀遠州の指導を受け、「綺麗さび」と呼ばれる洗練された茶陶を生み出します。その時代の品は遠州高取と呼ばれ、茶道の世界では高い評価を得ており珍重されています。
近隣の小石原焼との関係も密接で、窯元が共存する陶器の町として知られています。
●作家紹介:藤崎寿山(ふじさき じゅざん)
高取焼の陶技に魅せられ、高取焼を代表とする作家・高取八仙氏に師事。約10年の修行を積み、故郷。英彦山の自然豊かな土地に窯を設けました。現在は茶器制作を中心に植木鉢や日用食器など幅広い作陶を続けています。一品ものの茶器は数十万円の値で取引されるほどの実力派作家です。日本全国の作家展や陶芸イベントに招かれているので、百貨店やイベント会場で見かけることがあるかもしれません。
自らも小さな盆栽や山野草を育てている藤崎寿山氏、樹の邪魔にならない「さりげない用の美」と遠州高取由来の「綺麗さび」の調和を目指した作陶を心掛けています。
※焼き物につき、色目やサイズの多少の違いはご了承下さい。また当店では実店舗での販売も行っているため、在庫の反映がリアルタイムではなく売り切れている場合があります。その場合は、申し訳ございませんがキャンセルさせていただくことをご了承下さい。
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